プロフィール


ハープを渡邊萬里氏、桑島すみれ氏に師事。17歳の時にオランダのフィア・ベルグハウトの氏の元に留学。マーストリヒト音楽院のソリスト試験を最高点で卒業し、優れた演奏家に与えられる特別賞「Prix d’Excellence」を受ける。日本では音楽新聞社主催村松賞音楽部門の大賞を受賞。
ソロ活動の他、コンセルトヘボウ室内管弦楽団、フライブルグ・バロックオーケストラ、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックメンバーと共にソリストとしてハープ協奏曲を共演。キリテ・カナワ、チェチーリア・バルトリとも共演。クラシックのみならず幅広いレパートリーをこなし、多くの現代曲の世界初演にも携わっている。またアイリッシュハープ、日本の奈良時代のハープ、箜篌など様々なハープも演奏する。

ここ近年は、世界に有数の18世紀後半から19世紀中頃までのシングル・アクション・ペダルハープの演奏者として国際的に注目されている。箜篌の研究家でもあり、シンポジウムなどで研究発表を依頼されている。

2018年に18~19世紀のハープ演奏法の研究でイギリスのリーズ大学より博士号を取得。ザルツブルグのモーツァルテウム、ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックなど世界各国の音楽院からマスタークラスに招かれ活動の場をさらに広げている。東芝EMIの他、 ヨーロッパのレーベルGlobe、 Et’cetera、Ars、Channel Classics、BISより20枚以上のCDが発売されている。現在、デットモルトの音楽大学でシングル・アクションとダブル・アクション・ペダルハープを教えている。アムステルダム在住。

マスタークラス

デトモルト音楽大学(2016, 2017, 2019, 2020, 2021, 2022, 2023)
モーツァルテウム音楽大学, ザルツブルグ (2017, 2020, 2021, 2022)
ノルウェー音楽アカデミー (2017, 2018)
シドニー音楽大学(2018)
アムステルダム音楽院 (2017, 2018, 2022)
ロッテルダム音楽院Codarts (2017)
ズウォレ音楽院ArtEZ (2016, 2017, 2018, 2019, 2020, 2022)
グローニンゲン音楽院Prins Claus (2016, 2017, 2018, 2019)
ギルドホール音楽演劇学校, London (2019, 2023)
英国王立音楽院 London (2020)
バーミンガム英国王立音楽院 (2023)
マンチェスター英国王立ノーザン音楽大学(2023)
チェットハム音楽学校 (2023)
ウィーン国立音楽大学( 2023)
プラハ音楽院( 2023)

博士論文:Understanding the characteristics of the single-action pedal harp and their implications for the performing practice of its repertoire from 1760 to 1830 (2018)

出版:シュポア/Fantasie op.35 URTEXT Bärenreiter出版社 , 長澤真澄校訂監修/解説